南部町長 工藤祐直   明けましておめでとうございます。町民の皆さまにおかれましては、健やかに新春をお迎えのことと、心からお慶び申し上げます。

 さて、昨年を振り返りますと、町が活気づく明るい話題が多かった一年と感じております。

 歴史文化の分野では、法光寺の三重塔「承陽塔」が国登録有形文化財に登録され、「聖寿寺館跡」での発掘調査でも、歴史的意義が大きい化石や陶磁器の出土、新たな建物跡の発見などが相次ぎ、今後の歴史の解明に向けて期待が膨らみました。

 スポーツ分野では、三戸郡総合体育大会で6年ぶりの総合優勝、青森県民駅伝競走大会では、2年ぶりに町の部優勝を果たしました。町の強みである団結力・チームワークが発揮されたものと実感しております。一丸となることで、大きな成果につながることを再認識し、町政の運営においても、町民の皆さまとの協働による活力あるまちづくりへの思いを強くいたしました。                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                               

 町の基幹産業でもある農業分野では、地域ブランド米「南部達者米」の本格栽培、市場販売が始まりました。今後、地元農家の方々とともにブランド力の向上や積極的なPRに取り組み、ファンを増やし、農業振興を図っていくとともに、地産地消や食育の推進に繋げてまいります。

 このように明るい話題を心から喜び、夢や希望をもって取り組みを進めてこられたことは、大きな天災による被害がなく、皆さまが平穏な暮らしを送ることできたからだと思っております。強い防災意識のもと、災害への備えには万全を期してまいります。  

 幾度となく氾濫を繰り返してきた馬淵川については、県において平成24年度から進めてきた馬淵川床上浸水対策特別緊急事業が完了し、20年に1度発生する洪水 規模における想定浸水戸数はゼロとなりました。今後も河川整備事業について国や県への要望を進めてまいります。

 さらに、安全安心な暮らしのために不可欠な保健、医療、福祉の充実に向けては、現行の包括ケアシステムに「住まい」「生活支援」を取り込み、「交通」「情報  通信」「セキュリティ」の地域機能を加えたモデル事業を、県の協力のもと展開してまいります。また、中学生までの給食費や医療費の無償化制度、医学部 の大学生に対する奨学金制度を継続し、子育てしやすい環境づくり、地域医療の確保に重点的な対応もしてまいります。

 限りある財源の中で、直面する課題に対峙し、またニーズに応じた施策を実行していくためにも行政機能の効率化、コストの削減が必要となります。

  このような思いから進めている役場統合庁舎建設については、建設地を中央公民館周辺とする方針を決定いたしました。誰もが安心して集えるまちづくりの拠点 となる施設とするため、施設の整備方針、基本理念について広く意見を求め、学識者や町民代表者、職員が審議を重ねながら、基本計画を策定してまいりました。今後は、2020年度の完成を目指し、進捗状況の確認をしながら建設を進めてまいります。

  結びに、町民の皆さまが健康でより良き一年をお過ごしいただきますよう、ご祈念申し上げますとともに、皆さまの元気と笑顔を町づくりの原動力として、町の歩みを力強く進めることを決意し、年頭のごあいさつとさせていただきます。